2017年11月09日

名古屋のキックボクシングジム[GET OVER]代表、中島稔倫のブログです。2017年11月09日

中島稔倫の波乱万丈日記 » 2017年11月09日

今だから語る今回のカンボジア遠征試合の裏話

今回の武のカンボジアでの遠征試合、勝ったらこの事をあえて大きく語って、負けたら一切話すなと武には話ました。
なので武は一切口にはしていないし僕も現地にいた人以外は一切話しませんでした。
昔はトップ選手以外には発言権はなく、批判や試合結果への不満や言い訳を口にする選手なんていませんでした。
しかし、最近はSNSを使ってアマチュア選手からプロ選手まで自由に自分の気持ちを発信できます。
言い訳やルールへの不満やらレフリング、判定への不満なんかも自由に発信できる時代。
そんな時代だからこそあえて今回の事や数年前のムエロークでの瞬太と岩崎の試合の時の事も新ためて語ることによって、僕が現役時代から叩き込まれたプロとしての精神、チャンスがなかなか回ってこない地方ジムだったからこそ培われた反逆精神が伝わればと思います。

今回は57kg契約の試合でした。
大会前日の4日、試合会場にて夕方17時からの計量を武はリミット500gアンダーの56.5kgにてパス。
前日はさすがに飲まず食わずの後半は苦しい減量でした。
そして遅れて会場入りし体重計に乗ったBORA。
体重はリミット600gオーバーの57.6kg。
武より1.1kg重いことになります。
すると関係者と方から「カンボジアではタイトルマッチ以外の試合では多少のオーバーならそのまま試合をさせますけどどうしますか?」との事。
そして「相手側がそれを認めないのであれば走って落とさせます。」との事でした。
僕は「日本では契約の体重に落としていないと言う事は相手に対して失礼な事であり、再計量までにはきっちり落としてくるのが常識です。落とせない場合は試合ができなくなりファイトマネー没収と罰金を支払う事になります。」と伝えました。
「プロモーターに聞いてきます。」
とその計量担当の関係者の方が聞きに行き、戻ってくるなり
「プロモーターからオッケーが出たのでそのままの体重で行きます。」との事。
こんな事なら前日に武に飯食べさせてやればよかったとかそんな事を考えながら武には
「いいか、武。こんなことは想定内だわな。瞬太と岩崎悠斗の試合、63kg契約で瞬太が体重足りなくて61kgで計量パスして岩崎が2.5kgオーバーで65.5kgだった。岩崎は体重を落とすどころか最初からグローブハンデと減点1からのスタートを選んだからあえて瞬太にはそれをこっちから拒否させて、そのまま試合をやらせ圧勝だった。武もこの状況を自分が大きくなる試練だと捉えて勝って乗り越えてみろ。」と伝えました。
勝ってこの事を発表する予定だったんですが、負けたら絶対言い訳になるから話すなと武には言ってあるので武は誰にも話してません。
ただ、帰国して数日経ち、今のキック界はルールが細かくなりそんな細かいルールにこだわって試合をして判定にも物言いがつく時代。
「後楽園ホールで東京の選手と試合をするときは減点1からスタートだと思え」と昔から教えられてきました。
非常識が常識になることを理解できなければ敵地で勝つことはできません。
自分が不利なステージこそ大きなチャンスなんだと思えない選手はこの世界でのし上がって行くことはできないでしょう。
武には今回そんなことを伝えました。
結果は出せませんでしたが今回僕も武もいろんな事を学んだカンボジア遠征でした。
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2017/11/09(Thu)
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